僕は物事を考え意思決定するときは論理的ではなく、直感や感情にまかせることが多いです。
しかし、ブログで情報を発信するためには、論理的に文章を構成する必要があります。
なぜなら、論理的でわかりやすい文章でなければ、僕が何を伝えたいのか、読み手には伝わらないからです。
そこで、論理的な考え方を学べる入門書を購入し、読み終えました。
「お前の言うことはわけがわからん!」と言わせない ロジカルな話し方 超入門 著者 : 別所 栄吾
僕がこの本から学んだこと、気づいたことを3つに絞って紹介します。
「なんで?」と聞き返されるのは“根拠”が示されていないからです。
“根拠”について次のように述べられています。
あなたが頑張って説明をしても、「それでは、わけがわからないよ。もっと根拠を示して」と指摘されることがあります。
実は、根拠は事実と理由づけの2つを総称しています。
自分では十分説明したつもりでも、事実か理由づけのどちらかが欠けていることが多いです。相手がその欠落している情報を埋められなかったときに、理解してもらえません。
「わけがわからん」と指摘されたら、理由づけを追加してください。
「ロジカルな話し方 超入門」より抜粋 著者 : 別所 栄吾
「もっと客観的に話をしろ」と指摘されたら、事実を追加してください。

根拠とは
根拠 = 事実 + 理由づけ
のことです。
事実と理由づけの2つの概念を合わせて、“根拠”と呼ぶんですね。知らなかった。
事実と理由づけ、どちらかが欠ければ理解しづらい意見(文章)になってしまいます。
読み手に理解してもらえる文章にするためには「主張・事実・理由づけの3点セット」が大切です。
“理由づけ” に共感されないと、“主張” が共感されない恐れがあります。
主張と事実は同じでも、理由づけによって共感されたり、されなかったりします。
妥当な理由づけがなければ、共感されません。 また、理由づけは丁寧に説明しよう。
「ロジカルな話し方 超入門」より抜粋 著者 : 別所 栄吾
× 共感されない例 (電車のホームで発車時のアナウンスをする場面)

□主張
黄色い線より、離れてください。
□事実
まもなく、電車が発車いたします。
□理由づけ
発生する風に巻き込まれて、電車に接触する恐れがあります。

知ってるよ。わたしは大丈夫。
【反論される (共感されない)】

□主張
黄色い線より、離れてください。
□事実
まもなく、電車が発車いたします。
□理由づけ
ドアに人や物が挟まっていないか確認できません。

えっ?そうなんだ。知らなかった。次から気をつけよう。
【納得してしまう (共感される)】
理由づけが“妥当であれば”共感してもらえる可能性が高くなります。
文章の先頭文では、「結論」を“簡潔かつ具体的”に書く。
文章を書く時のテクニックとして、次のように述べられています。
キーワードを主語にして、段落の先頭に1文で要約する。
2文目以降は読まなくても主旨が理解できる。結論から書いていない文章が多くあります。
「ロジカルな話し方 超入門」より抜粋 著者 : 別所 栄吾
ほとんどの場合、できないのではなく、書きながら結論を考えていることがほとんどです。
話したり書いたりする前に、整理して結論を考えてください。
はい、書きながら結論を考えてたましたっ! 耳が痛たい。
先頭文を書くときのコツは、「簡潔かつ具体的」に書くことです。
先頭文に詳細な内容を書くのではなく、あくまで簡潔で具体的に。
詳細な内容は先頭文の次(2文目以降)に書くようにします。
そうすることで、先頭文を読むだけで主旨をつかめます。
別の言い方をすれば、全文を読まなくても文章の主旨がつかめます。
つまり、先頭文に結論を書くことで、“読み手が理解しやすい文章構造” になります。
詳細な内容ではなく、あくまで具体的に書く。そして簡潔に。サラッと書いてあるけど、めっちゃムズいやん……
まずは手を動かしながら、自分なりに試行錯誤してみますよ。
以上が「ロジカルな話し方 超入門」を読んだ感想でした。
この本を読むことで論理的に文章を構成する方法を学ぶことができます。
論理的に文章を構成できることで、説得力のある文章、読み手に伝わりやすい文章を書けます。
この本では全ての章が図解で解説してあるので、とてもわかりやすいですよ。
もし読んでみたい、と思ったら手にとってみてくださいね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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